今日配信の日経ビジネス電子版に
「電話は暴力的、Zoomはダサい? Z世代を知るキーワード「JOMO」」
高田 学也(日経トレンディ記者)というのがあった。
JOMOってなんだ?
その前に「FOMO」
LINEが登場する少し前から、特に2000~14年に成人を迎えたミレニアル世代が、「FOMO」(Fear of Missing Out、見逃すことに対する恐怖感)に敏感になりました。送られてきたLINEにワクワクするより、「早くレス(返事)をしなければ」と恐れが先に来るイメージです。
会話の中身よりも、とにかくメッセージが送られてくるかどうかをいつも気にしていないといけない。そんな恐怖心、いわゆる“LINE疲れ”です。(記事抜粋)
SNSネーティブは見逃す喜びを知る「JOMO」
ミレニアル世代がデジタルネーティブなら、1996~2004年以降に生まれたZ世代は、SNSネーティブ。この世代をどう会議に巻き込むかも重要です。彼ら彼女らは実はFOMOどころか「JOMO」(Joy of Missing Out、見逃す喜び)すら持っていて、「今この時間を楽しもう」と考えます。
で、
Z世代の多くは、自分の意見を「まず言ってみる」傾向が強い。世代を超えてやり取りできるSNSの影響か、目上の人がいるとコミュニティーに入りにくい、という感覚も薄れています。
彼ら彼女らは上下関係に縛られず、フラットな感覚で接点を持てるコミュニティーを、企業内コミュニケーションにも求めているんですよ。(記事抜粋)
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00280/041300006/?n_cid=nbpnb_mled_mpu
面白い観察、分析がされていて浮かんだのが「デザインシンキング」
デザインシンキングとは?
このデザインシンキングであるが、元々はデザインスクールの中でしか教えられていなかったものだった。デザイナーはデザインシンキングが自然と頭の中で出来てしまうが、この思考プロセスを論理的に言語化しモデル化し理論に落とし込むことで、誰にでも「デザイナーのように問題を解決することができる」ようにしたというのが、この思考様式が広く知られるようになった経緯である。
デザインシンキングに限らず、これまでもビジネスにおける多くの思考様式は都度、提唱されてきた。従来の問題解決思考だと例えば「マーケティングリサーチ」がある。これは問題の所在が明確なものについての解決方法としては非常に有効である。しかし、五感に訴えかける「デザインシンキング」が広くビジネス社会で使われるようになった今日の経済事情として、市角氏はジョブズの次の言葉を引用する。
Z 世代とデザインシンキング
ウイークリーミーティングで課題をチームで共有して、「この課題は誰が解決できるのかアイデアを募集して、それを後日実施しよう」という会議では意思決定が遅い。課題が目の前にあるなら、じゃあこの課題を解決できそうなやつは誰なのと、その場で呼び出して急ごしらえでもアンスケジュールドな会議を始める方が、ジャズ型時代にぴったり合う。
これまでの仕事のやり方が、ゴールを定めて最短ルートを目指す「正解主義」だとすると、これからは「修正主義」の時代になる。課題をリアルタイムで共有しておき、アイデアがあったらやってみる。やってみてから修正していく形に変化するでしょう。その方が、Z世代が働きやすいと思います。
(記事抜粋)
クリエイティブな新しい思考法が拡がるといいと思う。楽しく仕事しよう。
楽しい仕事、クリエイティブな発想は誰もがしたいと思っていると思いまます。
でも、企業では自分の考えではなくて方針に沿って仕事が決まります。
もちろん、チーム一丸となって目標に向かうことは、とてもやりがいがあります。
しかし、自分でもやりたいこと、社会課題を解決したいとか、創造があふれてしまう人は
趣味として行動したり、副業としてアクションを起こして、自分の人生を過ごす「準備」をしていくと良いのでは?と思います。
「①やりたいこと」X「②やらなければいけないこと」と「③緊急性が高い」「④緊急性が低い」
「①やりたいこと」X「④緊急性が低い」が最も疎かになりがちですが、経験上(50過ぎの私の)最も重要になること間違いなし。起業して4事業並行スタートできたのもこの「①やりたいこと」X「④緊急性が低い」ことをコツコツやってきたから。
で、最近デザインシンキングの学習のTAとしてお手伝いしてとても共感できるクリエイターの市角壮玄先生
https://hoxai.com/blog
報酬の金額に囚われて仕事を選ぶのはもったいないと思うんです。もしかしたら、3年後、5年後に回り回ってやってくるご縁を、自らシャットアウトしているのかもしれないし。お金がすぐに入るかどうかよりも、「面白そう」「この後で楽しいことにつながりそう」というワクワクを大事にする。需要のあるところに貢献して、ご縁をつくっていくことが最大の投資かもしれません。
https://greenz.jp/2016/10/20/hoxaigraphics/
デザインシンキングは言葉が流行ってから数年たっていて「今更」?という人もいるかもしれませんが学んでおく価値は大きいと思います。
http://it.bbt.ac/event/itfs7_report
スティーブ・ジョブズが頼った“切り札”――「デザイン思考」がもたらすこれだけの“革新”
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1906/10/news009.html